2021年9月25日付

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埼玉県内では今年、登山中の事故が増えているという。長野県からするとあまり山というイメージがない県なのだが、8月末ですでに昨年同時期より20件多い48件発生し、8人が亡くなっているという。計画や装備品の不足の登山者が多く、県警が注意を呼び掛けているという▼コロナ禍になって以降、比較的低山でも山岳遭難が多くなったのは、「身近な山なら大丈夫だろう」と、山の危険性を十分に理解せず、登山計画もそこそこに、防寒や雨具を持たず安易に登る人が増えたからなのだろう▼首都圏から近い神奈川県西部の「大山」も、コロナ禍になった昨年、山頂に立った登山者が1・7倍に増加。山頂標高は1252メートルで諏訪地方で言えば原村ほどの標高なのだが、遭難者は過去10年で最多。経験の浅い人、サンダル履きで登る人も散見されるという▼どんなに低い山でも山は山。危険は伴うもの。長野県内でも身近な里山にキノコや山菜採りに入った人が遭難する事故が絶えない。何度も入り知り尽くしていても、足を踏み外し沢に転落して最悪死んでしまうこともある▼茅野支局勤務の時、何件もの遭難記事を書いた。仕事以外では決して山に登らない私からすれば、危険で疲れる山登りをなんでするのか理解できないのだが、それだけ登山には魅力があるのだろう。だとするなら十分安全に気を配って登ってほしいもの。家で待つ家族のためにも。

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