2016年09月22日付

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「どのように選挙が行われているかを近くで見ることができ、選挙への関心が高まった」。7月の参院選で伊那市内の投票所で投票事務に従事した高校生の感想だ▼18歳選挙権の導入を受け、これから有権者になる高校生に選挙や政治への関心を持ってもらおうと、市選管が地元高校生を対象に従事者を募集し、22人が投票用紙の交付などに取り組んだ。市選管が行ったアンケートでは、回答した17人全員が「大変良かった」「良かった」と答えた▼ミスは許されない作業。緊張感の中で慎重に投票用紙を手渡す。一票に思いを託し、投票箱に投じていく有権者。「記載所でかなり悩んで書く人もいた」。そんな光景を目の当たりにし「選挙が大切なんだと感じた」という高校生も。貴重な体験だったことがうかがえる。いずれ有権者になった時、きっと今回の経験が生きることだろう▼意外と言っては少々失礼かもしれないが、予想以上に若者の前向きな反応が見られ、心強く感じた。募集定員を上回る希望者があって抽選になった学校もあったという。今後も続けるそうなので大いに期待したい▼選挙権年齢の引き下げで若者の動向に注目が集まる一方で、アンケートにはこんな指摘も。「選挙をする人が少ないことが改めて分かった」。各種選挙で投票率の低下が目立つ昨今。高校生たちに胸を張って選挙に行こうと言えるのか。大人も省みる必要がある。

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