「高遠とうがらし」新料理 保存会がレシピに

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伊那市高遠町産の「芝平なんばん」を使った料理を紹介する関係者

伊那市高遠町で栽培され、県の「信州の伝統野菜」に選定された在来品種のトウガラシの生産者らでつくる「高遠在来とうがらし保存会」は、在来品種の一つ「芝平なんばん」を使った料理を考案し、27日、発表した。今後、会員制交流サイト(SNS)などを通じてレシピを公開するとともに、商品化も検討。地域の食文化の継承・発展につなげていきたい考えだ。

保存会は、在来品種の「高遠てんとうなんばん」と「芝平なんばん」が昨年、信州の伝統野菜に選定されたことを受け、今年3月に発足。現在、生産者や利用者ら21人が参加し、品種保存、栽培の継続、活用に取り組んでいる。「高遠とうがらし」というロゴマークも新たに作り、積極的に発信していく計画だ。
 
今回は旬を迎えた「芝平なんばん」に着目。細長く肉厚で、強い辛みと爽やかな風味が特徴という。生産者の1人、赤羽寿美子さん(62)=高遠町上山田=は「とうがらし味噌(みそ)」を作った。種を取ってフードプロセッサーでみじん切りにし、酒、麹、砂糖を加えて煮詰め、みそであえて仕上げた。焼きナスにしたり、キュウリに付けたりして食べるとおいしいという。

また、地域の食文化に詳しい市観光課職員監修による「辛みそ」は、種も一緒に刻み込んでピリ辛に。「ご飯のお供や酒のつまみにぴったり」という。辛味大根や焼きみそを使った「辛つゆ」で味わう「高遠そば」への応用も。「信州そば発祥の地 伊那そば振興会」の飯島進会長は、「芝平なんばん」を刻み込んだ焼きみそを添える新たなメニューを提案した。

保存会営業担当の杉山祐樹さん(50)は「芝平なんばんは緑色の状態で食べるとおいしい。脇役だけでなく、主役になれる。一般の家庭でも食べてもらえるよう、いろいろなメニューを提案していきたい」と意気込みを話していた。高遠町のスーパーや農産物直売所で販売している。

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