サイクルツーリズム推進協設立 辰野町

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自転車活用による観光振興を目指すサイクルツーリズム推進協議会の初会合

辰野町は28日、自転車を活用した観光振興を図る官民連携組織「辰野町サイクルツーリズム推進協議会」を設立した。まちづくりや観光に携わる地元関係者、一般公募の住民らに委員を委嘱し、町のサイクルツーリズム事業へ民間アイデアを反映させる狙い。活発な意見交換を通じて、自転車観光ルートの設定や愛好者を受け入れる環境整備、情報発信といった具体的な事業展開へつなげたい考えだ。

町は2018年、町地域おこし協力隊にプロジェクトを託してサイクルツーリズム事業に着手。公共施設や店舗にサイクルスタンドを置いたほか、専用マップを作ったり路上に案内看板を設けたりと、地道に基盤をつくってきた。

今年度スタートした町第6次総合計画の前期基本計画には、サイクルツーリズム推進による交流人口・関係人口増の事業目標を組み込んである。行政主導でなく住民パワーを取り入れて活動をさらに強化しようと、今回協議会を立ち上げることにした。

町役場で開いた設立会合では、委員13人の互選で会長に自転車を通じたまちづくりを進める一般社団法人・◯と編集社の赤羽孝太代表理事、副会長に町観光協会の中谷勝明会長を選び、意見交換。委員からは「道路の目的地標示に代わる、自転車用のマップを掲示しては」「子どもも参加できる安全で楽しいツアー企画を」などの声が上がり、さっそくイメージを共有した。

アドバイザーに就任した同町の自転車冒険家・小口良平さんは「コロナ禍を受け、過密を避けて移動できる自転車への注目度は高まる一方で、観光面での早期対応が重要」と説明。サイクリストを歓迎する宿の充実など滞在型観光の仕組みづくり、市町村をまたぐルート設定などがポイントになる―と助言した。

協議会の委員任期は2年で、今後数カ月に一度のペースで会合を開く予定。赤羽会長は「楽しむことが一つのテーマ。魅力ある事業を開発して地域の皆さんにサイクルツーリズムを理解してもらい、町内外へ自転車文化を広められれば」と話していた。

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