8月大雨 岡谷市が避難発令世帯にアンケート

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各区の役員らに8月の大雨災害の状況を報告し、住民アンケートの配布、回収について協力を求めた集まり

8月の大雨災害を受け、避難指示発令基準の見直しを含めて災害対応の検証を進める岡谷市は、大雨で高齢者等避難(警戒レベル3)または避難指示(同4)を発令した市内15区の住民にアンケートを取る。避難情報の発令を認識していたかや避難したか、避難しなかった理由は何かなどを聞く内容。住民の当時の状況を調べ、検証に反映する。

市では8月14日午後5時20分、14区に高齢者等避難を発令。避難指示の発令は見送った。翌15日午前5時15分、3人が亡くなる土石流災害が川岸東の鮎沢区で発生。同じ川岸東の駒沢区でも土石流災害が起きた。両区を含む14区に避難指示を出したのは発災から45分後の午前6時。午前11時40分に1区を追加した。

今井竜五市長は災害の発生を重く受け止め、避難指示発令のタイミングが適切だったかの検証や、避難情報の発令基準の見直しに取り組む考えに言及。専門機関や学識者に助言をもらいながら進めるとしていた。

一方、実際の避難者数は、高齢者等避難が対象1万1596世帯2万6967人に対して最大16世帯26人、避難指示が対象1万2480世帯2万9023人に対して最大68世帯165人とわずか。市の避難情報が住民の避難に結び付いていない現状が浮き彫りになった。今井市長は住民アンケートについて「避難体制や避難指示の発令などを再構築するための参考資料にしたい」と話した。

アンケートは今月中に配布し、10月中に回収する。市は対象1万2480世帯のうち1割の回答を目指し、各区の協力を得て進めたい考え。

■鮎沢と駒沢一部の避難指示30日解除

市は9月28日に行った各区関係者への災害状況などに関する報告で、アンケートの実施に協力を求めたほか、鮎沢区と駒沢区の一部世帯に継続している避難指示を30日に解除すると伝えた。当初から、土石流現場で実施する仮設えん堤の建設工事の終了をめどに解除する方針だった。市危機管理室によると、解除時刻は30日正午の予定。台風16号の接近状況などにより変更する場合もある。

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