富士見町 移住相談さらに増加

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富士見駅舎内の相談室を訪れた後、町内の中古物件を見学するカップル。町への移住相談がさらに増えている=7月下旬、富士見町葛窪

富士見町への移住相談がさらに伸びている。コロナ禍で地方移住の関心が高まり、昨年度は前年の6倍となる201件の相談を受けたが、今年度は9月29日時点で192件となり、上半期だけで昨年度実績に迫る勢いだ。県内や山梨県の他の市町村にいったん移り住んだ後、富士見での暮らしを望む人たちが増加。JR富士見駅舎内に相談室を開設し、相談に訪れやすくなったことも要因とみている。

町は6月、同駅舎内に相談室「富士見ウツリスムステーション」を開設した。担当職員によると、192件のうち44%は東京、神奈川、埼玉などの首都圏。車でも特急でも都心から2時間余とアクセスが良く、新しい働き方や暮らし方を望む移住検討者らをひき付けている。

今年度の大きな特徴は、町内や近隣市町村に移住した人たちからの相談増で、全体の37%を占める。町内や近隣のアパートで暮らした後、定住を決意して物件を探す子育て家庭も。公設民営の「富士見森のオフィス」や駅前商店街などで移住者が活躍し、若い世代からは「八ケ岳エリアを移住先として選び、生活していたが、楽しそうな富士見町に住みたいと思った」との声を聞くといい、人が人を呼ぶ好循環が生まれつつある。

相談室は平日のみ開所。相談件数は1日2件以上で推移する。「駅ナカ(駅チカ)相談室」の話題性もあり、利用者の口コミで評判が広がる。

コロナ禍で出生数が急激に減少する中、子育て世代の移住と地元出身者のUターンには特に力を注ぐ考え。相談件数や移住希望者が増える一方で、依然として大きな課題となっているのが一戸建て物件の供給不足だ。町の広報誌でも特集を組むなどして、空き家から賃貸・売買物件を増やしていきたいとする。

同相談室の効果で空き家の相談に訪れる地元の所有者も増えており、職員は「引き続き気軽に利用していただけたら」としている。問い合わせは同相談室(090・1119・9332)へ。

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