高齢者の豊かな表情 茅野で寿齢讃歌写真展

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全国各地から寄せられた高齢者の豊かな表情を撮影した作品が並ぶ公募写真展「寿齢讃歌」=茅野市美術館

およそ75歳以上の高齢者を被写体とした公募写真展「寿齢讃歌-人生のマエストロ-」が、茅野市美術館で開かれている。青森県から沖縄県までの全国各地から寄せられた80点を展示。日常のひとこまや趣味や仕事に打ち込む姿などさまざまな表情を捉えており、被写体からにじみ出る人生を感じられる。10月3日まで。

諏訪市出身の音楽写真家の故・木之下晃さんの発案で2006年から毎年開き、16回目。写真を通して高齢者福祉を願った公募展で、応募作品は選考せずにすべて展示する。木之下さんの急逝に伴い、現在は友人の写真家英伸三さん=東京=が講評を行っている。

今年は15人が初出品した。畑仕事の小休憩で笑顔を見せる鹿児島県の90代のおしどり夫婦、手作りコロッケを作り続けて64年になる兵庫県の95歳の女性、桜の木の下に腰掛けて3人合わせて290歳になるという3兄弟などさまざまな姿が写される。コロナ禍を反映して、オンラインで運動を楽しむ女性グループの姿も。

撮影者は10~80代と幅広く、家族や友人、旅先で出会った間柄など被写体との関係性も垣間見える。友人と訪れた茅野市上原の女性(78)は「写っている皆さんが若々しい。私も元気でいたいとパワーをもらった」と笑顔だった。

関連展示で過去の応募作から曽祖母や祖母、母の姿をとらえて応募し続けた数年間分の作品も26点飾っている。

入場無料。午前10時~午後6時。

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