蓼科高原映画祭24、25日 茅野市民館など

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第19回小津安二郎記念・蓼科高原映画祭(実行委員会主催、長野日報社など後援)が24、25の両日、蓼科高原を晩年の仕事場にした小津監督(1903~63年)ゆかりの茅野市で開かれる。昨年9月に95歳で亡くなった女優原節子さんの出演作をはじめ、小津監督が描き続けた「家族」を主題にした映画9本を、JR茅野駅前の茅野市民館と新星劇場で上映する。

原節子(本名会田昌江)さんは横浜市出身。高等女学校2年の時、義兄で映画監督だった熊谷久虎氏に勧められて日活多摩川撮影所入り。1935年の「ためらふ勿れ若人よ」で映画デビューを果たした。黒澤明監督や木下恵介監督ら実力派監督の作品に出演してスター女優の地歩を固めたが、小津監督の死後、42歳の若さで引退した。

小津作品には「東京物語」(53年)をはじめ監督晩年の6作品に出演。映画祭ではこのうち、初出演作品でデジタル修復版の「晩春」(49年)、「東京暮色」(57年)を上映する。初日オープニング後の舞台トークでは、小津組プロデューサーの山内静夫さんと女優の司葉子さんが、日本映画の黄金期を支えた銀幕の女優原さんの姿を語る。

諏訪地方で撮影された「俳優亀岡拓次」(2015年、横浜聡子監督)や「タロット探偵ボブ西田」(16年、山崎賢監督)、話題作の「海街diary」(15年、是枝裕和監督)と「駆込み女と駆出し男」(同、原田眞人監督)、日本映画監督協会新人賞作の「トイレのピエタ」(同、松永大司監督)も上映される。

市民館と新星劇場では、小津作品の制作に携わった関係者をはじめ、映画監督や脚本家らと直接触れ合う「ロビートーク」が初めて開かれる。

このほか、小津監督が仕事場にした蓼科の無藝荘が両日午前10時~午後4時まで無料公開される。JR茅野駅周辺ではエキナカ市や軽トラ市、短編映画コンクール入選作品上映、諏訪圏フィルムコミッションパネル展など、盛りだくさんのイベントを繰り広げる。

チケットは回数券(1回券4枚つづり)3000円、1回券は前売り800円、当日1000円(大学生以下200円引き)。市民館や市観光案内所、市役所、県内主要書店で販売している。

問い合わせは、実行委事務局の市観光課(電話0266・72・2101)へ。

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