「危険」6小学校区35地点 岡谷市通学路点検

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岡谷市通学路安全対策会議は、千葉県八街市で小学生が死傷した6月の事故を受けた国からの要請で通学路の点検を行い、必要な対応策をまとめた。国が示した観点に照らして抽出した危険箇所は6小学校区で35地点に上った。市通学路交通安全プログラム第4次計画策定に向けた点検で抽出した危険箇所を含め計53地点について、国への報告を県教育委員会に提出する。

国が示した▽見通しの良い道路や幹線道路の抜け道になっている道路などで車の速度が上がりやすい、大型車の侵入が多い▽過去に事故に至らなくてもヒヤリハット事例があった▽保護者、見守り活動者、地域住民等から市町村への改善要望があった―の3観点などで点検箇所59地点を洗い出し、7、8月に点検を実施。精査の結果、国への報告は53地点となった。

内訳は川岸小5(国の示した観点で抽出3)カ所、小井川小8(同5)カ所、岡谷田中小12(同9)カ所、湊小11(同9)カ所、長地小11(同6)カ所、上の原小6(同3)カ所。道幅が狭いが車の交通量が多い道、老朽化したブロック塀がある道、児童の落下事故が起きた用水路脇の歩行者用通路などがあった。神明小分は市プログラム第3次計画で対策を進めているため除いた。

対応策は警察と道路管理者の国、県、市が点検で確認した現地の状況を踏まえて検討。対策会議で委員に示し、承認された。県教委への提出は10月上旬。対策会議会長の両角秀孝・市教委教育総務課長は「通学路の安全は児童の健やかな成長のベース。危険箇所を把握し、対応策の原案が練られたことで安全対策が前進した」と語った。

しかし、承認された対応策はカラー舗装や区画線などの路面標示、時間帯通行規制、ポールや信号機、横断歩道の設置といった運転者向けの抑止対策では実施時期が明示されていない検討段階の内容も多い。対策の実施に近隣住民や所有者の同意を要したり、既存の信号や横断歩道との距離が短かったりして改善要望への対応が難しい面があり、児童生徒への安全指導などソフト対策が示されるのにとどまった地点もあった。

会議で委員が「通学路として日常で使っている場所。考えてほしい」と再検討を求めた地点もあった。市管理分の箇所は市プログラム第4次計画に盛り込むという。

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