古材や家具再利用 諏訪にリサイクル店開業へ

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店舗などの空間デザインを手掛ける東野唯史さん(32)=下諏訪町=が、建築廃材のリサイクルショップ「ReBuilding Center JAPAN(リビルディングセンタージャパン)」を諏訪市小和田3に開業する。空き家などの古い建物の取り壊しに伴って捨てられたり、焼却処分されることが多い古材や建具、家具の価値を見いだし、「もう一度、世の中に送り出していく」場にしたい考えだ。28日のオープンを予定している。

ショップでは▽販売▽デザイン▽カフェ―の三つの事業を行う。車で1時間から1時間半圏内にある所から古材などを引き上げ、ショップ内に保管して展示販売する。そのまま販売するだけでなく、古材を使った空間のデザインや、椅子などの古い家具の再利用を提案し、有効な活用法を広める役割を担っていきたい│との思いを込める。

カフェは、建築や古材に興味のない人にも来店してもらうきっかけにと、店内に併設する。焼き菓子などを置くほか、地域の酒蔵から譲り受けた日本酒製造の際に出る米粉を使用した商品の開発もしていく。内装には廃材を多用し、年月を経た木材などでつくられた空間を体験できるスペースを提供する。

ショップ建物は、建設会社の社屋だった鉄骨3階建て、延べ床面積約1000平方メートルを借り受けた。1階に古材置き場と加工場、カフェを配し、2、3階に建具や家具を展示する。

東野さんは福岡市出身。名古屋市の大学で建築デザインを学び、展示会のブースを製作する東京の会社に勤めた後、26歳のときに独立。4年前から古材を扱うようになった。妻の華南子さん(29)とともに下諏訪町の宿泊施設「マスヤゲストハウス」をデザインしたのを機に、同町に移住した。

「古材をみすみす捨てるのはもったいない。古民家の改装などで使 えば経年変化が既存の建物にマッチするし、材料費が抑 えられ、ごみを減らせて環境負荷も少ない。手間暇かけて 作られた建具や家具にも、今も通用する良さがある」と東野さん。米ポートランドにある同名のショップから名称とロゴの使用許可を受け、開業に踏み切った。

東野さんは「古材をできるだけレスキュー(救済)して、使ってもらう環境を広めていきたい」と話している。ショップの問い合わせは、Eメール(info@rebuildingcenter.jp)または電話(0266・78・8967、28日以降)で。

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