「山村活性化」課題探る 伊那市シンポ

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伊那市は1日、山村活性化シンポジムを同市高遠町の高遠さくらホテルで開いた。「山村活性化に必要なもの」をテーマに、白鳥孝市長、信州大学の中村宗一郎理事、東京農業大学の立岩寿一教授、JA上伊那の御子柴茂樹組合長、高遠町山村活性化協議会の守屋文裕会長が対談し、それぞれの立場から意見を交わした。

市は、農水省から2015-2017年度まで3カ年、山村活性化支援交付金を受け、高遠町藤沢をモデル地域に地域資源を生かして所得と雇用を増やす活動を行っている。シンポでは産学官の代表者が農業振興や景観、人口増などの課題を探った。

白鳥市長は藤沢の魅力を「原風景がつながり、石仏がある。住んでいる皆さんが魅力を発信し、友だちを引っ張ってくれば定住する」と指摘。中村理事は「一生懸命やっていれば人は応援してくれる。志を持っていればいくらでも協力する」と話した。

立岩教授は「人が一番の宝。都会の人たちが応援したくなる動きをして」と提言。御子柴組合長は「暮らしが成り立てば地域に人が住む。知恵と”ずく”と顔を出し、地元の人たちが本気になって」と投げかけた。

守屋会長は高齢化が進行する一方、藤沢に魅力を感じて移住してくる住民がいるとした上で、「国道152号沿いの農地を回復し、街道が明るくなれば地域全体が明るくなる。景観整備と間伐材の活用を考えていきたい」と展望を話した。

対談前には信大の竹田謙一准教授が「家畜を活用した遊休農地対策」と題して講演。耕作放棄地対策や獣害予防、新たな特産品の開発などにつながる藤沢でのヒツジの放牧を提言した。

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