「産学官連携拠点施設」 伊那市が基本計画

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「産学官連携拠点施設」の建設予定地

伊那市は、同市西箕輪の市営住宅大萱団地跡地に建設する「産学官連携拠点施設」の基本計画をまとめた。信州大学農学部(南箕輪村)と隣接する立地を生かし、信大の研究成果を活用した農林業に関する新たなビジネスの創出や商品開発、起業支援などの拠点として整備していきたい考え。そのためのレンタルラボ(研究室)などを設ける。来年5月に着工し、2023年3月の完成を目指す。

建設予定地は県道伊那インター西箕輪線沿いの市営住宅跡地4185平方メートル。市は市営住宅と県営住宅が隣接する大萱と若宮の住宅団地について、県と協働建て替えに関する協定を締結。大萱団地については県が建て替え事業を進めており、これに伴い取り壊されることになった市営住宅跡地を活用する。県道を挟んで信大農学部がある。

基本計画によると、建物は木造一部鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は約1200平方メートル(1階約800平方メートル、2階約400平方メートル)。大小12のレンタルラボを設けるほか、会議室、ウェブルーム、講堂、多目的ホール、事務室、ラウンジ、展示コーナー、キッチン、倉庫などを整備する。駐車場は約70台分を確保する。

レンタルラボには信大の研究室やベンチャー企業などが入居する予定。農林業や食品産業、木材産業の振興、農林業の技術革新、ビジネスマッチング、起業支援など「新しい農林業ビジネスが始まる拠点として多様な人材が集まってくる場所にしたい」(市耕地林務課)としている。

今後、実施設計を進め、建設費を盛り込んだ補正予算案を市議会3月定例会に提出する予定。主な財源として国の地方創生拠点整備交付金を見込んでおり、国の補正予算が出た段階で申請、採択を受けて予算化する方針だ。

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