中川村の文化歴史伝承へ 住民有志がグループ

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養命酒をテーマに作成した郷土学習補助教材を手にするグループメンバー=中川村大草の「養命酒発祥の地」石碑前

中川村の住民有志が、村の文化や歴史の伝承を目指すグループ「小さな村の仲間たち」(松村利宏代表)を立ち上げた。取り組みの第1弾として焦点を当てたのは、同村で1923年に誕生した「薬用養命酒」製造販 売の養命酒製造(東京都)。同社の歴史をテーマにして、小中学生用の郷土学習補助教材の作成や同社の塩澤太朗社長の講演を計画。「先人の営みに思いを寄せてもらい、特に子どもたちが村を好きになる一助になれば」と願っている。

メンバーは村内の30~60代の7人で、昨冬に発足。村内に多くの文化遺産がある中で、活動の手始めとして着目したのが養命酒製造だった。同社が1956年に本社を移転してから、約65年が経過。同村大草の跡地では、広大な敷地に土蔵1棟がたたずむのみとなっている。同社と村との関わりを知る住民数が減少の一途をたどる中、「このまま忘れ去られてしまうのではとの危機感」を強め、企画した。

教材はA4判、カラー刷り1ページ。約420年前に中川の地で誕生したとされる「養命酒」の由来や歴史を、村の歴史を織り交ぜながら説明。養命酒に配合されている生薬や創業家一族なども紹介している。村内小中学校3校の児童生徒に配布するため、約500人分を用意した。

講演会は実行委員会形式で24日午前10時から、中川文化センターで開く。塩澤社長が「養命酒・塩澤家と中川村」をテーマに講演。前社長の塩澤崇浩氏も登場予定という。聴講者は村在住者限定。事前予約制で、申し込み締め切りは10日。申し込み、問い合わせは同センター(電話0265・88・1005)へ。

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