地域の「桜守」が連携 伊那市に新組織発足

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「日本一の桜の里づくり」に取り組む伊那市で1日、地域の桜を守り育てる「桜守の会」が発足した。市の認定を受けた「地域桜守」らが相互に連携を図り、市内各地区の桜の管理を行うほか、技能向上や後継者育成を図っていく。

市の花「桜」による地域づくりを目的に、市は2011年に「日本一の桜の里づくり」計画を策定。「地域桜守」制度を設け、12年度から桜の保護育成の知識や技術を身に付ける地域桜守育成講座を開いてきた。これまでに31人の桜守が誕生。各地区での活動にめどがついたことから、自主的な活動を行う組織を設立した。

会は地域桜守のほか、公共施設の桜の管理を受託している市振興公社、有識者らで構成。同公社で桜守として高遠城址公園の桜などを管理してきた稲邊謙次郎さんがアドバイザーを務める。

来年度末で48人となる見込みの地域桜守を中心に、各地区の桜の管理や指導、人材育成などに取り組む。市内に2200カ所、1万2000本ほどあるとされる桜を改めて調査し、カルテの作成による管理も検討している。

市は運営のほか、桜の管理に必要な消耗品や道具類などの支援も行っていく。

市役所で開いた設立総会で、顧問に就任した白鳥孝市長は「合併10年を機に各地で桜を植樹する話もある。技術を地域や学校、後継者に伝え、健全な桜を守り継いでほしい」と期待を寄せた。

会長に選出された丸田旭雄さん=同市美篶=は「桜は日本を代表する、市にとっても大切な花。各地区の桜守と地域の桜を育成し、さすがに伊那市の桜、と言われるよう努力したい」と抱負を述べ、協力を求めた。

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