16日「どんぴちゃ祭り」 伊那市春富中

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手作りした木製フレームの前で意気込む春富中3年生

伊那市春富中学校の3年生は16日、かつて地元で開かれた伝統行事「どんぴちゃ祭り」を復活させる。東春近と西春近をつなぐ天竜川・殿島橋の上で、名物とされた「東西対抗綱引き合戦」を繰り広げる。橋が被災したために途絶えてしまった住民交流の機会と思いを受け継ごうと企画。「子どもから大人まで参加し、みんなで盛り上げてほしい」と呼び掛けている。

両地区の住民が対戦する綱引きは、同校3年生女子と男子、地域住民の部に分かれて行う3回勝負。橋の上には木製フレームとともに写真が撮れるフォトスポットや、温泉を活用した足湯、輪投げなどの多彩なブースを設置する。夕暮れ時には、生徒全員が手持ち花火でナイアガラ花火を表現し、フィナーレを飾る。

同校によると、生徒136人は総合学習の一環で、今年6月に実行委員会を立ち上げた。地元企業を訪ねて回り、駐車場やトイレ貸し出しなどの協力を依頼。冊子1500部を作製し、橋近くの4小学校に配るほか、地区の回覧板で知らせるなどして準備を進めてきた。

かつて住民交流の場とされた「春近どんぴちゃ祭り」は、2006年7月の豪雨災害で旧殿島橋が崩れたため中止に。19年に当時の3年生が「夏フェス」と銘打って殿島橋で祭りを開いたが、20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で取りやめとなった。

実行委員長の生徒(15)は「先輩の思いも引き継ぎ、伝統を未来につなげたい」。別の生徒(15)は「コロナ禍だからこそ地域のつながりを深め、楽しむ機会をつくりたい」と意欲を燃やす。

開祭式は午後2時、東西対抗綱引きは午後4時から行う。

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