タクシー送迎で高齢者買い物支援 飯島町

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地元の旬の味覚がふんだんに使われた創作料理を楽む参加者ら

飯島町と町社会福祉協議会は15日、タクシー送迎による高齢者の買い物支援事業「飯島駅周辺めぐり」を始めた。近所同士の高齢者を対象に、街歩きができる自由時間と飲食店での会食や健康教室を組み合わせたプログラム。コロナ禍で疲弊する商店街や交通事業者の活性化、地域交流、健康増進など、多岐にわたる相乗効果を図る。

6、7月に行った2回の実証実験を経ての本格実施。11月下旬まで毎週金曜日に計7回催す。初日は同町七久保の4人が、JR飯島駅周辺の広小路周辺で楽しんだ。

自宅の最寄りの場所からタクシーに乗り合わせ、広小路に到着した一行。キノコやフナ、イナゴなど地元の季節の食材をふんだんに用いる創作料理を提供する店で会食し、「懐かしい味がする。とてもおいしい」と旬の味に舌鼓を打った。

食後は自由時間で街歩きを満喫。各商店の協力で配られた割引などがあるクーポンを手に買い物を楽しみ、健康教室で汗を流した。

普段は自分で車を運転して買い物をするという紫芝よ志子さん(85)は「連れ添って食事や買い物ができる支援があると本当にありがたい」。横山峯雄さん(85)も「一人暮らしなので、家事も買い物もすべて自分。乗り合いタクシーなどのシステムを行政が充実してくれれば、免許を返納しても助かるのだが」と話した。
 
今回の事業は、高齢者らの買い物支援対策に取り組む町地域おこし協力隊の松井芳昭さんが企画。コロナ禍で外出や近所同士の行き来も減り、元気がない地域の姿を目の当たりにして思いついた。

町健康福祉課は「来年度以降の実施は未定だが、見直しを進める公共交通も絡め、地域の力も借りながら何らかの支援を行っていきたい」としている。
 
11月12日、19日、26日の参加グループを募集している。交通費と健康教室は無料。飲食代は個人負担。 問い合わせは同課(電話0265・86・3111、内線178)へ。

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