家族ごと避難生活7時間 防災体験セミナー

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家族ごとの避難スペースで保存食の調理を体験する親子

伊那青年会議所(伊那JC)は16日、地域密着防災体験セミナーを南箕輪村の大芝高原屋内運動場で開いた。伊那、辰野、箕輪、南箕輪の4市町村在住の6家族20人とJCメンバーが参加して、大規模災害を想定した避難生活を午後1時から7時間にわたって体験。新型コロナ対策を考えながら命を守る行動を学んだ。

模擬開設した避難所内に新型コロナ対策を考慮した家族ごとの避難スペースを設営した後、避難所運営ゲームで想定されるさまざまな場面への対応方法を学んだ。保存食での食事体験や防災グッズの機能説明を通して必要な防災用品を考える機会にした。

1家族に与えられた区画は2メートル×2.5メートルで、家族ごとに仕切り板を立て、避難スペースを作った。

家族4人で座ってみた父親は「少しの時間過ごすだけならいいが、ここで4人が寝るとなると難しい。床が堅いので座布団のようなものがほしいし、高齢の人には脚が伸ばせないと長時間はつらいと思う」と感想を口にした。事業を担当したまちづくり委員会の白鳥和宣委員長は「災害のときにはきっと同じことを考えると思う。ここで経験したことで実際の場面では対応が違ってくる」と述べた。

夕食は保存食で、加熱調理ができないことを想定して、水だけで調理できるものを選んで食べた。箕輪町から親子3人で参加した母親は「災害が多くなっているので、家で考えているだけでは心配だった。防災グッズとして何を用意すべきか具体的に分かって良かった」と話していた。

参加者は消防団長の講話や1961年の豪雨災害「三六災害」体験者のインタビュー動画を視聴し、いつ起こってもおかしくない災害に備えた。夜は国土交通省天竜川上流河川事務所の協力でテックフォース(緊急災害対策派遣隊)で活躍する照明車の点灯実演も見学した。

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