「ブッポウソウ」20つがい営巣確認 中川

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中川村の野鳥保護団体「ブッポウソウの里の会」(伊佐榮豊会長)は、県天然記念物で絶滅危惧種の渡り鳥・ブッポウソウの今季の飛来状況をまとめた。営巣確認数は昨季を1つがい上回る20つがい。うち18つがいで繁殖を確認した。同村は県内有数の繁殖地として知られていて、同会は「近年の営巣確認数は20前後で推移し、伸び悩んではいるものの、確実に定着してきたといえる。来季につながっていくはず」としている。

同会によると、今季は平年並みの5月2日に初飛来を確認。村で繁殖期を迎えた後、平年よりも1週間ほど早い8月末までに東南アジアなどへ旅立ったとみられる。今季の繁殖状況は良好で、「雨が降り続けば子育ては遅れるが、今期は繁殖期での天候の条件が良かったのでは」と推測。

同会は、ブッポウソウの営巣しやすい環境づくりに力を入れていて、今季は営巣用の巣箱58個を村内に設置。リニア中央新幹線建設工事で発生した残土の運搬車両の通行が生息環境に及ぼす影響が懸念されている特定の場所でも、「巣箱を取り付ける位置を工夫したかいがあってか、例年よりも多い2つがいの営巣を確認できた」という。

初崎津釣副会長(66)は「ブッポウソウの保護に、地域の皆さんが関心を寄せてくれていて、ありがたい」と感謝した。

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