2021年10月21日付

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衆院選が公示され、論戦が本格的に始まった。国のありようを決めるとされる政権選択の機会。立候補者や政党の訴えに慎重に耳を傾け、投票所に足を運びたい▼今回の衆院選は、新型コロナウイルス対策と経済対策、さらには第2次安倍政権以降の政権の評価が最大の争点とされる。アベノミクスで広がったとされる格差と貧困の問題にも光が当たり、各党とも病床確保や大型経済対策、給付金などの政策を打ち出している▼密集環境による感染拡大やこれに伴うテレワークなどのデジタル化の推進、地方への移住、本社機能の移転など、新型コロナは社会の転換の必要性を浮き彫りにした。近年の気候変動や災害の頻発も合わせ、昭和的な経済成長・消費型社会から持続可能な福祉・環境型社会へ、都市集中型の効率優先から地方分散型の多様化へ。今回の選挙は大きな価値観の転換が求められるタイミングと重なる▼こうした転換を人口減少にあえぐ地方は好機と捉え、移住者獲得の競争が激化している。パイの奪い合いの先に、国全体としてどのような地域社会を構築していくのか。例えばそんな視点の政策にも期待したい▼今回は4区、5区とも与野党一騎打ち。比較的選びやすい構図だ。新たな価値観に向けた重要な選択の機会。自分や子供たち、地域にとって、どんな未来が望ましいのか。目先の損得だけでなく、将来を展望して1票を投じたい。

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