新たな名物そば開発へ 上野大根を収穫、試食

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上野大根を収穫する諏訪商工会議所地域資源開発部会

諏訪市豊田上野地区で栽培される信州の伝統野菜「上野大根」と諏訪特産のみそで味わう新たな名物そばの開発に向け、諏訪商工会議所の資源開発部会(代田あゆみ部会長)は20日、大根の収穫を同地区内の畑で行った。採れたての大根は同日、同市諏訪のれすとらん 割烹いずみ屋で関係者らを集めて開いた試食会で使用。評判は上々だった。

同部会は、八ケ岳山麓産のそばと信州みそ、上野大根を使った新たな名物そばの開発を目指している。7月下旬に名産品のたくあん漬けに使用する品種を含め2種類の種をまいた。8、9月の大雨の影響が心配されたが順調に育ち、収穫適期を迎えた。収穫は同部会員ら4人で行った。大きく育った大根の出来栄えを喜んだり、おおむね大きさがそろうように育つ品種の特徴に驚いたりしていた。

試食会は昼、午後、夜の3回に分けて行い、市、上野大根の生産者でつくる組合、そばやみそに関連する事業者組合、諏訪の歴史に詳しい有識者らが味わった。品種の異なる2種類の大根をすりおろし、だし汁と焼きみそを用意した。最初に大根おろしを食し、辛味を体験。だし汁に大根を入れてそばを味わい、続いてみそを混ぜて味の変化を楽しんだ。昼の試食会の参加者は「そば自体のうまさ、甘みが際立つ」「大根の辛さが特徴的だし、みそを入れると不思議なほどまろやかになる」「大根、みそ、そば、それぞれの風味が楽しめる」などと話していた。

同部会は名物そばを町おこしにつなげるため、地域の歴史と関連付ける視点の必要性を感じており、試食会の参加者で歴史に詳しい識者からは上野大根と高島藩との関係について話題になった。1756(宝暦6)年に高島藩士の小巖在豪が書いた諏訪の名所、名物の解説本「諏訪かのこ」では、諏訪のそば、大根、みそなどが取り上げられている。

代田部会長(44)は「名物そばと 諏訪の歴史との関係性でも新しい発見があった。ストーリー付けの参考になる楽しみな意見が多く聞かれたことをうれしく思う」と話していた。

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