2021年10月22日付

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朝、事務所に出勤し、真っ先に日めくりカレンダーをめくるのが日課になっている。厚かったカレンダーも、気づけば薄くなっており、今年1年の終わりが近づいているのを感じるようになってきた▼かつては夜型人間で、今はすっかり朝型人間。なので朝はすっと起きられるはずなのだが、最近は目が覚めてもなかなか布団から出られない。それもそのはず、めっきり朝は冷え込むようになったから。北の方では初冠雪や初雪が観測され、冬の便りは着実に南下を始めているようだ▼朝晩の冷え込みは1日の寒暖差を生み、木々を色づかせる。信州の紅葉はこれからが本番。街路樹のサクラやモミジなどの葉は赤く、そしてイチョウの葉は日に日に黄色へと変化を始めている。山肌は錦へと移ろい、やがて葉を落とし、厳しい冬を乗り越えるための準備を整える▼人もまた冬支度を始める季節。このところの冷え込みで街では「ストーブを出した」「こたつを用意した」などという声が聞かれ始めた。暖房器具を点検し、冬用の服を用意、車も冬用タイヤに替えなければと思いを巡らす。やることはたくさんある▼多くの動植物にとって冬は充電期間といえるだろう。クマのように冬眠し、植物のように休眠、イソップ寓話「アリとキリギリス」のアリのようにのんびりと冬を過ごせたら。そんな思いもあるが無理な話。食べていくためには働く。悲しいさがだ。

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