2021年10月25日付

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史上初めて現役のプロ棋士に勝った将棋ソフト「Ponanza」の開発者・山本一成さんは今、自動車の自動運転技術の開発に取り組んでいる。長野市で開かれた「産業フェアin信州2021」のセミナーで「多くの人が信じていない未来に賭けよう」と呼び掛けた▼本当に実用化されるのだろうかと疑っていた自動運転できる自動車も、高速道路などの一定の条件下であれば公道での走行が認められ、対応する車両も今年の春から発売されていて驚く▼将棋ソフトが名人まで破ることなど多くの人は信じていなかった。実現してみると一時は暗いムードも漂ったが、うまく活用することで逆に将棋界は過去にない盛り上がりを見せている-と山本さんは指摘し、「人間は変われる」と明るい未来を描いて見せた▼他の車両も走っている中での車線変更、冬季の道路凍結、人の飛び出しなど考えなければならない要素が多く、複雑な運転を完全にコンピューターに任せられるのか心配になるが、自動車専用道のように規格が一定の道路なら実用化しやすいのは想像が付く▼かつては土の道路ばかりだった日本もほとんどの道がアスファルト舗装されていったことを考えれば、いずれは多くの道路が自動運転に対応した規格に代わっていくのかもしれない-ということも想像できる。そうなると、自動運転の普及も、そう遠い未来のことではない気がしてくる。

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