駒ケ根市の水道水灯油混入 配水復旧

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駒ケ根市赤穂の広範囲で水道水に灯油が混入した問題で、市は24日午前、灯油が流れ込んだ同市菅の台の切石浄水場の洗浄を終え、安全な水の配水を始めた。配水範囲の消火栓から汚染水を排出する作業も進め、夕方までに全域で改善。午後5時に完全復旧を宣言した。

復旧に伴い、市は利用者に対し、臭いがなくなるまで蛇口を開け、配水管に残っていた水道水を出し切るよう呼び掛けている。水道料金については次期納期に考慮するとしている。

灯油の混入を受け、市は23日から24日にかけ、汚染された取水路を止め、別の水路で太田切川から取水して浄水場を洗浄。水を完全に入れ替え、午前10時前から安全な水の配水を再開した。これに伴い、配水管に残った汚染水を除去するため、市消防団が配水範囲内の消火栓から順次水を抜く作業を行った。

復旧作業に並行し、市や県などは灯油が流出した同市菅の台の旅館「山野草の宿二人静」で原因を調査した。同旅館によると、旅館の2階屋上に設置した風呂用のボイラーや灯油タンク付近から灯油が漏れ、雨水とともに旅館脇を流れる浄水場の取水路に流れ込んだとみられる。

これまでに灯油漏れの箇所は確定できていないが、旅館は灯油の臭いが強かった灯油タンクのバルブ部分を交換したほか、雨水が水路に流れ込まないよう処置を施した。駐車場横の大型タンクから2階屋上につながる灯油の配管なども点検するとしている。

同旅館の小原明麿社長は取材に「多くの方にご迷惑をかけ、心からおわび申し上げる。原因究明と再発防止に努め、誠心誠意対応したい」と述べた。

灯油の流入は23日午前8時ごろ、市民の通報で発覚。市によると一時は市全体の7割を超える約9800世帯・2万4400人が住む給水範囲に影響が出た。24日にかけても約3000世帯・8000人の範囲に影響が続いた。

市は25日も午前7時から、市民体育館に給水所を設ける。

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