木材利用優良施設 沢渡駅待合施設が優秀賞

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木材利用優良施設コンクールで優秀賞を受賞した沢渡駅待合施設。待合所(右)は八角形を取り入れたデザインが特徴

伊那市が、同市西春近のJR飯田線沢渡駅に建設した「沢渡駅待合施設」が、今年度の「木材利用優良施設コンクール」(木材利用推進中央協議会主催)で優秀賞を受賞した。同施設は構造材から内装材まで100%地域産材を使い、木のぬくもりを感じられるとともに、八角形を取り入れたデザインが特徴。木を使った特色ある施設として高い評価を受けた。

同コンクールは木材の利用推進や需要拡大を図る目的で1993年度から毎年開催している。学校、研修・多目的交流施設、保育園、庁舎・事務所、体育館などの木造建築物や内装材利用施設、公園遊具、モニュメントなどの街づくり施設が対象で、 1、地域の木材を持続的かつ有効に活用するための工夫 2、建築物の木造化・木質化のための工夫 3、木材利用による地球温暖化防止などへの貢献 4、デザインなどにおける工夫-の四つの視点で審査される。

沢渡駅待合施設は、老朽化に伴う旧沢渡駅舎の解体を受けて建設され、昨年2月に完成した。木造平屋建てで、延べ床面積は約82平方メートル。地域産材による木質化に加え、待合所は八角形のデザインを採用し、開放的な室内空間と広い軒下スペースを確保するとともに、中央の八角柱は2019年に同市で開いた「全国削ろう会」で製材したアカマツを使った。

建設にあたっては、構想段階から地域住民や駅を利用する高校生らと検討を重ね、アイデアを出し合い、地域のシンボルとして末永く愛される施設を目指した。

受賞について、白鳥孝市長は「地域の皆さんと一体となって整備した施設。市の50年の森林ビジョンにも合致した取り組みで、受賞は非常に喜ばしい。利用者からも居心地が良いと聞いている」と話していた。

同協議会によると、今年度のコンクールでは特賞13、優秀賞50の計63施設が表彰を受けた。

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