ルバーブ発信 原田さん夫妻赤いビール開発

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3種類のルバーブビールを手にする原田誠さん、悦子さん夫婦。店内のサーバーで生のルバーブビールも瓶に詰めて販売する=富士見町信濃境

富士見町特産の赤いルバーブを原料にした新たな加工品を扱う店「八ケ岳ルバーブハウス」が6日、JR信濃境駅近くにオープンする。町内の別荘で暮らす原田誠さん、悦子さん夫婦が2年前から開発を進めたルバーブビールの販売を開始。爽やかな酸味を生かした赤色のビールで、他にルバーブを使ったピザやジェラートなどを置く。「気候や環境のいい富士見町。この地で育つ赤いルバーブを発信したい」と意気込んでいる。

45歳の時に都内で半導体部品を販売する会社を起業した誠さん。町の冷涼な気候が気に入り、2013年に別荘を建て二地域居住を開始。会社経営を後進に委ね、現在は町で暮らしている。

夫婦が赤いルバーブと出合ったのは3年半前。ジャムの味に感動し、町生産組合に加入して栽培も始めた。これまでにない加工品で魅力を広めたいと19年9月、ビールの開発に着手。ビール会社OBの別荘仲間の協力も得て、レシピ作りと醸造所への試作依頼を続けてきた。

副原料が麦芽の重さの5%を超えると発泡酒となり、限られた量で赤色を出すのに苦労した。試行錯誤を重ね、理想とする色が出たのは今年4月。夢のショップ開設とビール販売にめどが付いた。

ビールは3種類。いずれも330ミリリットル入り瓶で、540~700円(税抜き)。カクテル感覚で楽しめるタイプや泡までおいしいという「ホワイト」も用意する。ホワイトは麗人酒造(諏訪市)、他2種類は須坂市内で醸造。「どんな料理にも合う」と満足いく仕上がりになった。店内にはサーバーを設置。その場で瓶に詰める生のルバーブビールも人気を集めそうだ。

ルバーブはシベリア原産のタデ科の野菜で、 町内産は茎全体が赤くなる。現在は1000株を栽培する原田さん夫婦。サッカーのクラブチームを運営する「アビエススポーツクラブ」のファームや生産組合員からも、無農薬栽培のルバーブを仕入れて加工に対応する。

多くの応援に感謝し、「これからが勝負。改良を重ねてよりいいルバーブビールを出したい。商品を置く施設や店舗も増えていけば」。町の爽やかな気候とルバーブの爽やかな酸味を詰めた情熱の赤いビール。ネットショップも開設予定で、「ルバーブと富士見町の知名度を上げたい」と話している。

同駅から徒歩3分、信濃境区公民館隣り。営業時間は午前11時~午後5時(春からは延長予定)。木曜日定休。問い合わせは同店(電話0266・55・4935)へ。

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