茅野市高部に気象観測装置 1分ごと情報収集

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茅野市高部の下馬沢川近くに設置された気象観測装置

茅野市は、土石流災害が発生した同市高部の下馬沢川流域付近に雨量を含め7種類の気象データが確認できる気象観測システムを導入した。1分ごと更新される実測値が把握できる特長を生かし、防災対策に生かす考えだ。

アメダス(地域気象観測システム)製造元の明星電気(群馬県伊勢崎市)が開発した「POTEKA(ポテカ)」と名付けたシステムで、雨量のほか、気温、気圧、湿度、日射、風向風速、降雨の有無が分かる。土石流発生直後の9月中旬に集落上部にある高部配水池の敷地内に設置した。茅野市内に導入したのは上原に続いて2カ所目。雨量計とスタンド型の気象計を備え、太陽光パネルで蓄電する方式。小型のため軽トラックに積んで移設することも可能という。

市防災課によると、市や気象庁の気象情報は最短でも5~10分間単位の雨量データなどを表示するが、新たに導入したシステムは1分単位の情報収集が可能なため、「現況を把握することができる」という。市は高部配水池近くに下馬沢川の水位を確認できる監視カメラも設置しており、防災に役立てる。

「My POTEKA」のアプリをダウンロードすれば住民がスマートフォンで知りたい場所の気象情報を見ることができる。

リアルタイムの気象情報は観光面や農業など多用途で活用が見込まれるという。販売代理店の飯田機械ポンプ商会(諏訪市)の飯田貴仁専務は「住民がリアルタイムで気象情報を共有し、避難行動を自分で判断することができる。日射量も観測されるので熱中症対策などにも役立てることが可能」としている。

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