天庄Ⅱ遺跡から出土品多数 現地説明会13日

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天庄Ⅱ遺跡から出土した縄文時代中期中頃の土器。動物の手の模様がある

伊那市教育委員会は、同市西箕輪中条の天庄Ⅱ(2)遺跡の発掘調査現地説明会を13日に開く。太陽光発電施設の建設に伴い行っている発掘調査で、これまでに縄文時代の竪穴住居跡6軒や土器などが多数出土。「縄文時代中期の様相が分かる貴重な遺跡」としている。

市教委によると、中条には10カ所の遺跡があり、同遺跡もその一つ。今回の発掘調査は、太陽光発電施設の建設予定地が埋蔵文化財包蔵地だったにもかかわらず、市に提出された届け出と異なる工事が行われ、埋蔵文化財が損傷した問題を受けて実施。太陽光パネル下とパネル外側の盛り土部分のかご枠設置工事を対象に行った。

その結果、縄文時代の竪穴住居跡を太陽光パネル下から3軒、盛り土部分から3軒発見。住居の屋根を支えた大きな柱の跡のほか、完全な形に近い土器や動物の手の模様が描かれた土器、土器を埋めて炉として使う「埋甕炉」なども見つかった。

説明会では、濵慎一学芸員が実際の住居跡を見てもらいながら出土品や写真パネルを用いて解説する。1979年に行われた調査についても説明する予定だ。

濵学芸員は「山際にある西箕輪は森に近く、水もある。縄文人にとっては豊かで暮らしやすい場所だったと考えられる。そんな環境にも思いをはせながら見てもらえれば」と話している。

時間は午前10時~正午、午後1時~3時。雨天の場合は14日に延期。参加無料。申し込み不要。中条公民館から徒歩9分。公民館の駐車スペースに限りがあるため、なるべく乗り合わせで訪れるよう呼び掛けている。

問い合わせは市教委生涯生涯学習課(電話0265・78・4111)へ。

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