2021年11月6日付

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新型コロナの影響で売れ残り、廃棄の危機もあった富士見町の富士見高原みそが救われた。住民発の活動で残っていた2トンが完売する見通しとなった。交流サイトでも支援の輪が広がり、通販の1トンは即日完売。温かな応援とつながりに心がじんわり温まった▼30年の歴史を持つ。町内のお母さんたちが大豆栽培から手掛け、地元の米、水を使って手間暇かけて造る。土産としても人気で、いつもなら9月に売り切れる。観光客やイベントの減少が響いた▼住民有志がピンチはチャンスと捉え、地元に魅力を知ってもらう機会としたのも”みそ”だろう。企業と連携し、宅配注文を受け付け、テンホウの町内店舗では味噌タンメンを提供。まろやかで甘いみその味が身近な場所で楽しめる▼地元ファンが増えれば毎年一定の消費が見込める。地域内で資源と資金が回る経済循環は危機への強さも発揮する。地元に愛される物は、外から欲しがられる商品にもなるであろう▼きょうの注目は信濃境エリアだ。町特産の赤いルバーブのビールなどを扱う八ケ岳ルバーブハウスが開店し、近くのひこうせんでは地元野菜を挟んだベトナムのサンドイッチ「バインミー」が登場。どちらも美味。食を通じて地元の豊かさを再認識できよう。もう一つ。7日の午後1~3時に井戸尻で販売される生きたニジマスも釣り客の減で危機に直面する。おいしくいただいて救いたい。

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