市民演劇の魅力発信 辰野の寺子屋シアター

LINEで送る
Pocket

市民演劇や地域文化の魅力を発信した「天翔ける蛍」の公演=辰野町の高徳寺

辰野町で創作劇の企画運営に取り組む有志団体「『寺子屋シアター』プロジェクト実行委員会」(垣内彰代表)は6、7の両日、演劇公演「天翔ける蛍」(長野日報社など後援)を同町平出の高徳寺で開いた。公募で選ばれた中南信地域の出演者約30人や実行委員たちが、町ゆかりの武将・樋口次郎兼光をテーマにした物語をつくり上げ、市民演劇の魅力を表現した。

同実行委は2019年に発足し、創作劇を通じた地域文化の発信を掲げ公演を企画した。当初予定した昨年の公演はコロナ禍で中止を余儀なくされたが、NPO法人劇空間夢幻工房(長野市)の協力を得て今年春に再始動。出演者を公募し、ワークショップや20回以上の稽古を積み重ねて準備してきた。県の地域発元気づくり支援金事業。

演目は、同工房の青木由里理事長が脚本・演出した。木曽義仲四天王の一人で同町樋口に墓碑のある兼光が現代に突然現れ、子どもたちを連れて平安時代へ脳内タイムスリップ。家族や子どもたちと関わりながら、義仲らと平家打倒を目指す姿を描く。

小学生から大人まで幅広い年代の出演者は、テンポのいいせりふ回しで、時代を超えて急展開する物語を表現。町をたたえるオリジナル曲が流れる中、独創的なダンスも交えて演劇の空間を盛り上げ、観衆を引き込んでいた。

2日間とも各60席の前売り券が完売する盛況ぶり。演目は3部構成で、同実行委は今後も継続開催したい考えだ。垣内代表は「みんなが思いを集めて努力し、一つの結果を出せた。兼光や市民演劇が、多くの人に辰野を好きになってもらうきっかけになれば」と話していた。

おすすめ情報

PAGE TOP