清陵、茅野高の演劇部員 八剱神社で奉納舞台

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武田信玄の姫たちを熱演する諏訪清陵高、茅野高の演劇部員ら

諏訪清陵高校(諏訪市)と茅野高校(茅野市)の合わせて5人の演劇部員有志らが、諏訪地方にゆかりある戦国武将の武田信玄の姫たちを演じる奉納舞台「祈り-INORI-」が7日、諏訪市の八剱神社で行われた。部員たちは、時代に翻弄されながら強く生き抜こうとする姿を熱演した。

歴史上の女性の生き方を通して「生きる力」や「命の大切さ」を子どもたちや若者に伝えたいと、各地でそれぞれの地元の高校生らに奉納舞台を披露してもらう「やまとなでしこプロジェクト」の第1弾。代表で奉納舞台演出家の六条太郎さん(57)=京都府=やプロデューサーの倉石友里子さん(52)=東京都=を中心に、「”日本のへそ”と呼ばれ、神秘的な土地」の諏訪をスタートに全国に広げたいと企画した。

部員たちが演じたのは、信玄の深い愛情を受けて育ち、信玄亡き後は覇権争いの波に巻き込まれる信玄の5人の娘らを描いた六条さん脚本の物語。同神社神楽殿を舞台に、「おなごの使命は平和な世を支えて生き抜くこと」「奥底にあるのは慈しむ心。時空を飛び越えて祈る」などのせりふとともに堂々と演じた。

7月から稽古を始め、和服の着方や戦国時代の女性の所作も学び、稽古の前後には同神社の掃除も行った部員たち。奉納舞台を終え、「やり切った。楽しかった」と口をそろえた。諏訪清陵高2年の生徒(17)=辰野町=は「今まで以上に人に感謝し、人を大事にする心を大切にしていこうと思った」と笑顔。茅野高2年の生徒(17)=茅野市=は「これから生きていく中で大切にしていくことを教わった。うれしい」と話した。

六条さんは「(奉納舞台が)子どもたちが強く生きていくための宝になってもらえたら」と期待した。舞台はDVDに収録し、諏訪地方の学校や図書館などに寄贈する予定。舞台に合わせ、同日は奉納コンサートも諏訪市の仏法紹隆寺で開かれた。

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