南箕輪村の大芝荘 開発公社が村に使用権返却

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南箕輪村開発公社が使用権の返却を決めた大芝荘

南箕輪村開発公社は、経営悪化を理由に今年6月から営業を休止している同村大芝高原の宿泊施設「大芝荘」の使用権を村に返却することを決めた。同公社と村は、施設などの賃貸契約を結んでいる。10月下旬に開いた同公社理事会で決議し、評議員会で承認された。村が8日開いた村議会全員協議会で報告した。

返却の理由について同公社は、「コロナ禍で先が見通せない中、ハイリスクの大芝荘事業を続けるのは非常に困難」と説明。大芝の湯や味工房など他事業に注力し、「公社としての体力をつけたい」とした。大芝荘は6月14日から営業を休止し、同公社内に設置した再建委員会で今後の経営方針などについて検討している。11月中には公社の再建案を示す方針だ。

同日は同公社大芝荘事業の2021年度上半期(4~9月)報告もあった。休業による実績と営業を継続した場合の予測値から営業利益を算出し、前年度の6400万円の赤字から「上半期だけで1500万円以上圧縮した」と見積もった。6月から大芝荘を新型コロナウイルスワクチンの集団接種会場として使用したことで、人件費収入の増加が図られたという。

村は今年度中に大芝高原の将来ビジョンを策定する予定。同公社理事長の藤城栄文村長は「大芝荘の活用は早急に検討しなければならない。将来ビジョンの中で方向性を決め、村民に意見を求めたい」と述べ、民間の使用も検討する考えを示した。

現在の大芝荘は1991年にオープンした。指定管理者制度に基づき、同公社が村から管理運営を受託している。

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