諏訪市神宮寺の「宝物」活用 温泉水で麺試作

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温泉水を使った麺の試作品を手にしながら今後の展開について意見を交わした関係者

諏訪市神宮寺の住民有志らでつくる「上社周辺まちづくり協議会」(小島実会長)と地元の事業者が連携し、地域ブランドの向上を目指す「jiguji(じぐじ)ブランドプロジェクト」を進めている。地元にある飲める温泉「神宮寺温泉水」や神宮寺でしか採石できない「神宮寺石」を使った商品展開を通じて上社周辺の観光客に再訪を促す。8日には神宮寺温泉水を使った麺の試作品が完成し、神宮寺公民館裏の浴場施設で披露した。

同プロジェクトは神宮寺の自然の恵みを生かした商品展開で地域の魅力を発信し、観光客の再訪によって地域を活性化する取り組み。今年度の市の産業連携事業補助金に採択されている。温泉水を使った麺作りは地域ブランド食品の開発を目指す取り組みで同日が最初の会合。事業者や同協議会、市から8人が集まって今後の展開を模索した。

麺はめん類製造販売の盛谷製麺(代田浩幸社長)が試作した。水の代わりに神宮寺温泉水を使ったうどんと冷や麦を準備した。使う水を温泉水に変える以外はすべて従来と同じ製法で麺を作った。水を使った従来通りの麺も用意し、関係者が持ち帰って食べ比べる。それぞれが感じ取った食味を踏まえ、商品化を目指す。代田社長(44)によると、温泉水を使った生地はしっとりとした感触で「喉越し良い、つるっとした食感が楽しめそう」と話した。

会合では、不純物(有機物)が少なく、微生物の動きを活発にするイオンがバランスよく含まれ、濃度も安定している―といった神宮寺温泉水が持つ特徴が紹介された。保存期間も話題になり「乾麺として販売できれば」といった提案があった。「ストーリーづくりも大切」などの意見もあり、活発な意見交換が行われた。

小島会長(71)は「神宮寺には今まで活用されなかった貴重な宝物がある。これを生さない手はない。みんなで協力してトライアンドエラーを重ねながらいいものを作っていきたい」と今後に期待を寄せていた。

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