2021年11月11日付

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きれいに咲きながらもサイズに合わないなどで規格外となり、廃棄に回ってしまう花があるという。見れば花自体に問題はなく、色鮮やかに咲いている。そんな花々が使われずに廃棄処分されるのは、あまりにもったいない▼規格外の洋ギク(マム)を生け花に活用しようという初の催しが茅野市で開かれた。洋ギクを消費に回して”フラワーロス”に目を向けてもらおうと市内のキク農家が企画した。華道家が約300本を使って華やかな生け花に仕上げた。茎の曲がりなども生け花としての「味が出る」と言っていた▼茎の長さや曲がり具合、花の大きさなどで規格外品はどうしても出てしまうのが現状。新型コロナで式典などが中止になり、需要も減少した。「規格外になった花もかける労力は同じ。そんな花に価値を見いだしてほしい」。栽培農家は来場者に思いを訴えた▼日常での”ロス”の代表とも言えるのが食品だろう。上伊那広域連合は食品ロスを削減するため「ムダのないクッキングレシピ」を募集しているという。可燃ごみの約30%は生ごみで、この中に食品ロスも含まれる。問題意識の共有とともに、新たなレシピの広がりが生まれることに期待したい▼無駄を削減して新たな価値を生み出す-。日常生活でのあらゆるロスを減らすには、意識を高めることが第一歩。そしてその先の活用法にさまざまなアイデアが提案されるといい。

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