県道下辰線拡幅 川岸工区に着手

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県が拡幅改良事業に着手した県道下諏訪辰野線の川岸工区=岡谷市川岸中

県は、岡谷市川岸の県道下諏訪辰野線(下辰線)の拡幅改良事業で、川岸工区(川岸小学校~観蛍橋手前の870メートル)について、9月に事業認可を得たことから事業に着手した。事業化した部分では最終工区となる。今後は来年1月から境界立ち会いなどを順次進め、2027年度内の事業完了を目指す。

下辰線は諏訪地方と上伊那地方を結ぶ幹線道路で、車の通行量が多く、朝夕は通勤車両で混雑する。一方で小中学生の通学路としても使われており、道路が狭いために歩道も狭く、危険であるとして川岸の5区でつくる川岸地区行政協議会が事業の推進を求めて毎年、県諏訪建設事務所などに要望書を提出している。

事業は19年度末までに成田町工区(岡谷高架下付近~川岸小)が完了。川岸工区は地元の要望や自転車通行帯整備の必要性を受けて拡幅改良の幅を当初計画より変更し、道幅およそ9メートルの現道路を14メートル(車道7、路肩1、歩道6)に改良する計画になった。

工事は用地がある程度まとまって取得できた時点で、川岸小から辰野町側に向かって順次進めていく。通行規制は区間全てに一斉に行うことはしない。また渋滞緩和のため川岸公民館前に右折レーンを整備するのに伴い、同所に下辰線と天竜川沿いの堤防道路を結ぶ市道を新たに造る。

同事務所は、用地買収の対象となる地権者として市道新設分を含めて100人弱を見込んでいる。来年1月下旬~2月上旬に境界立ち会いを行い、測量に移る計画で、測量終了後、地権者向けの説明会を経てから買収面積と買収単価を提示して用地取得を進める。物件調査も合わせて実施し、移転補償額を調査終了後に随時提示していく。

同事務所は9日夜の説明会で地元新倉区の住民と地権者に事業認可取得を報告し、事業内容を説明。「協力いただきたい」と事業への理解と協力を求めた。 

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