6月閉店ニシザワデパート建物など解体始まる

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解体工事が始まったニシザワデパートなどの建物

長年、伊那市の中心市街地の顔として親しまれ、6月に惜しまれつつ閉店した老舗百貨店「ニシザワデパート」などの解体工事が始まった。一帯の通り町一丁目の再開発事業の一環で、跡地には店舗兼賃貸住宅を新たに建設する計画。解体工事は来年春ごろまでの予定で、その後、建設工事に取り掛かり、2023年春ごろの完成を目指す。

ニシザワ(伊那市)によると、解体工事ではニシザワデパートと隣接する店舗を取り壊す。一帯は建物が密集しているため、南側の喫茶店や酒店の建物から解体し、重機やトラックが入れるようにし、その後、デパートの解体に取り掛かる予定。県道に面したアーケードも撤去する。

ニシザワデパートは1924年に書店として創業。67年12月に鉄筋地上6階・地下1階建ての百貨店となり、営業を始めた。「この辺では唯一の百貨店」(地元住民)として市街地の顔となった。

しかし、完成から約50年が経過し、建物の老朽化が進む中で修繕を繰り返しながら営業を続けてきたが、自然災害への対応や商業環境の変化も踏まえて取り壊しを決定。今年6月28日に閉店し、半世紀余の歴史に幕を閉じた。

解体工事に向けて10月には地元説明会を開催。ニシザワの荒木康雄社長も出席し、中心市街地や駅前を活性化していかなければいけないという考えを示し、改めて事業への理解を求めたという。

新しい建物は4階建てで、1階に店舗、2~4階に賃貸住宅12戸を設ける計画。地域住民の利便性の確保やまちなか居住人口の増加につなげていきたい考えだ。解体工事と並行して今後、設計を発注。解体工事が終わり次第、建設工事に着手する予定だ。

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