8月大雨災害アンケート 避難指示知らず4割

LINEで送る
Pocket

大雨災害のあった8月14、15の両日に岡谷市が避難情報を発令した市内15区で、約4割の世帯が避難指示など避難情報の発令を知らなかったことが17日、市が住民を対象に行った避難情報と避難行動に関するアンケート調査の結果から分かった。市は伝達、周知の方法を見直し、災害対応の充実を図るとしている。

8月の大雨は、死傷者が出る土石流災害を起こすなど同市に甚大な被害を及ぼした。14日午後1時25分に県などが「土砂災害警戒情報」を発表し、同5時20分に市が「高齢者等避難」を発令。「避難指示」は土石流発生後の15日午前6時に出し、同11時40分に対象を1区追加した。

調査は、 1、高齢者等避難・避難指示発令区域の1447世帯(回収率72.8%) 2、土石流が起きた中大久保、大久保の土砂災害警戒区域の25世帯(同100%) 3、避難所に避難した92世帯(同76.1%)―を対象に実施した。質問内容や回収方法は異なる。

1、の調査で、「避難情報等が発令されたことを知っていたか」の問いに対し、「はい」と答えた割合は、土砂災害警戒情報が61.8%、高齢者等避難が65.5%、避難指示が59.6%となり、いずれも4割近くが必要な情報を把握していなかった実情が分かった。

市は気象情報や避難情報を知らせる方法として、メール、防災行政無線、防災ラジオ、広報車を活用した。アンケートには「防災行政無線が聞こえなかった」「防災無線だけでは伝わらない。人の声だけでなくサイレン音などで危険を知らせる仕組みを」などの住民の意見、要望が寄せられた。

市危機管理室の小林隆志室長は、約4割の世帯が避難情報の発令を把握できなかった理由は今後分析するとした上で、「確実に情報を届ける方法を考える必要がある。迅速で的確な避難行動に結び付くようにしたい」と話した。

おすすめ情報

PAGE TOP