上田紬の姉妹に焦点 蚕糸博物館で企画展開幕

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企画展で色彩豊かな上田紬を紹介している小岩井カリナさん=岡谷蚕糸博物館

岡谷市の岡谷蚕糸博物館で18日、企画展「伝統を繋ぐ・紡ぐ・織る」が始まった。手織りによる上田紬の伝統を受け継ぐ小岩井紬工房(上田市)の伝統工芸士、小岩井カリナさん(49)と良馬さん(46)きょうだいに焦点を当てた展示会。伝統の技術で新たな上田紬を発信している2人の作品を紹介している。来年2月13日まで。

県内で活躍するシルクの染織作家を紹介する企画展の第3弾。会場には昭和初期の伝統的な上田紬の着物をはじめ、カリナさんによって色鮮やかな糸で織られた明るい配色の着物、良馬さんがリンゴの樹皮で染める「りんご染め」の糸で織った優しい色合いの着物などを展示。虹色に織られた反物や反物で仕立てたワンピースなども並び、華やかな雰囲気に包まれている。

機織り機のほか、座繰りや木枠、綾棒などの実際に使っている道具も展示。工房での作業風景の写真とともに紹介し、製作工程を解説している。

カリナさんは「伝統を守るだけでなく冒険をして新しい発見を楽しみながら、次の世代につなげたい。わくわくする空間を楽しんでもらえたら」と来館を呼び掛けている。

会期中、27日にカリナさんのギャラリートーク、同日と12月12日に機織り体験、来年2月5日に良馬さんが指導する紬のコサージュ作りなどのイベントを開く。

20日午前9時から各イベントの事前申し込みを受け付ける。申し込み、問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。

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