富士見町太陽光条例改正案 パブコメに63件

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富士見町太陽光条例の改正案に対し、それぞれの意見を用紙に書く住民たち=13日、富士見町内

富士見町は18日、町太陽光条例改正案に対するパブリックコメント(意見募集)に63件の意見が寄せられたと明らかにした。事業区域の近接住民と関係区からの同意(住民同意)を許可要件とし、町内全域を野立て設備の「抑制区域」に設定することなどが柱で、住民同意を含め、賛同の意見が多数だったという。自然・生活環境の保全と再生可能エネ促進を両立させる区域分けの要望や、少数ではあるものの「厳しすぎる」との意見もあったという。

町は、意見や弁護士の見解を踏まえて最終案を固め、年内か年明けの臨時町議会に提出する方針。できるだけ早期の施行を目指しており、施行日や遡及適用の可否・範囲も今後の焦点になる。

パブコメでは、改正案の内容を支持した上で、学校周辺や水源地の上、山林は「禁止区域」に設定すべきとの意見や、事業区域から「200メートル以内」に拡大した住民説明の範囲を「さらに広げて」との要望があった。再エネの推進エリアも設けるべきとの意見や、「土地を持て余している住民のことも考慮して」といった注文もあったという。

町総務課は「全ての意見の中身をしっかり見て、よりよい改正案に仕上げたい」としている。

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改正案の骨子は10月29日に公表し、パブコメは17日まで20日間実施した。2019年の太陽光条例制定に向けた意見募集時は30件で、今回は約2倍となり関心の高さをうかがわせた。期間中は改正案に理解を深め、自分の意見を町に届けようという町民たちの姿も見られた。

町内で13日、「パブコメを書いてみよう」と題した会を行ったのは西明子さんら。今夏に住民の思いを町に届ける催しを開いており、町民参加のまちづくりへ行動した。全国の関連条例に精通する御子柴啓明さんから改正案のポイントを聞き、7人がそれぞれ意見を書いて後日投函。「子どもたちには自然豊かな環境で育ってほしい。学校の周りにパネルを設置してほしくない」「再エネや電気の地産地消は必要になる。環境や景観を守りながら、エネルギーと資金が地域内で循環する環境先進地の富士見であってほしい」との願いが聞かれた。

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