富士見2大リゾート誘客 冬季も割引券配布へ

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3県民を対象に14日まで自動運転のカートなどを無料にした富士見高原リゾート。観光客でにぎわった=9月中旬

富士見町は19日、富士見パノラマと富士見高原の2大リゾートを軸とした「攻めの誘客」事業を引き継ぐ形で、スキーシーズンも両施設の来場者に町内店舗で使える割引券を配布する方針を示した。長野、山梨、静岡の3県民を対象に実施したゴンドラやカートの無料キャンペーンで2大リゾートが集客力を高め、来場者に渡した300円の割引券効果も顕著に出ていると分析。スキー客らにも町内各地へ周遊を促し、経済波及効果を高めたい考えだ。

2大リゾートの一部施設の無料開放は7月から、新型コロナの感染「第5波」による一時休止を挟みながら今月14日まで実施した。町産業課によると、期間中の3県の延べ利用者は富士見パノラマ5万9935人、富士見高原3万3303人の計9万3238人となり、目標とした8万4000人を上回った。

居住地に関わらず、2大リゾート来場者には町内56の店舗・施設で使える割引券を配布。券は来年2月末まで使用できるが、換金枚数は10日時点の集計で2万1553枚となり、券利用の客単価を700円とした場合、既に1500万円の町内消費効果を生んでいる計算になるという。 
 
19日の町議会全員協議会に無料キャンペーンの実績(速報値)と周遊促進事業の中間まとめを報告。冬季の割引券配布は「攻めの誘客」と切り離して実施するが、これまでと同じ手法で2大リゾートのリフト券購入者に配り、同様の効果を生みたいとした。町議会12月定例会に経費を盛った補正予算案を提出する。

無料キャンペーン利用者の割合は諏訪6市町村の在住者が全体の4割強、6市町村を除く県内が3割を占め、山梨県は20・1%、静岡県は10・5%だった。同課は「自粛が長引く中で需要にマッチした事業になった。町民の利用も多かった」と説明。「中部横断道の全線開通後、静岡県からの観光客が急増したことも特徴」とし、「2大リゾートへの誘客が町内主要観光施設の来場者を押し上げた」と相乗効果も挙げている。

議員からは「税金を使わずに呼び込めるか。これからが本当の攻めの誘客になる」との意見が出た。

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