「ミニ綱」打ち予行演習 下諏訪四王祭典委

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来年3月の綱打ち本番に向けた予行演習としてミニ綱を製作する参加者

下諏訪町の四王御柱祭典委員会(小林清一委員長)は20、21の両日、御柱の曳(ひ)き綱を作る「綱打ち」を同町四王公園で行っている。伝統を継承するとともに、来年3月に予定している諏訪大社下社御柱祭の綱打ちに向けての予行演習となるもので、ミニ綱を製作しながら本番での作業手順を確認している。

四王地区は、1950年から御柱祭ごとに下社秋宮一之御柱の山出しで使う元綱(女綱)の製作を担当している。同会によると、既製のわら縄を使わずに自分たちで稲わらから綱を作るのは同地区だけだという。稲わらも、地元有志でつくる「四王藁の会」(小口文一会長)が2年がかりで準備する。

初日の綱打ちには氏子約100人が参加。藁の会が提供する約500束の「関取」の稲わらを使用し、綱打ち前の準備作業として、きれいにすいたわらに塩水をかけてローラーでつぶして柔らかくし、手作業で10~15本を束ねたこよりを製作した。

綱打ちでは、公園内に設置した木製のやぐらを使い、こよりを足しながらよって3本の綱を作製。その後、3本を1本により上げた後、輪っか状の「蛇口」を作り、さらに蛇口の先にこよりを付け足しながらよって曳き綱部分を伸ばした。

来年3月の綱打ちでは直径約30センチ、長さ約30メートル、重さ約1トンにもなる元綱を仕上げる予定。小林祭典委員長(75)は「コロナ禍で活動もままならないが、3月には立派な綱を打って曳行を支えたい」、同委員会綱打ち部会の土田秀隆部長(66)は「途切れることなく技術を伝承し、地域の伝統を若い人に伝えていきたい。本番に向け良い練習になった」と話していた。

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