2021年11月25日付

LINEで送る
Pocket

標高1700メートル付近の高原で眼前に広がる雄大な眺望を楽しむ人たち。晴れ渡る秋空の下、身体的距離を保って昼食を味わいながらリラックスした雰囲気だ。都会を一時離れた「非日常」の体験はストレスの緩和にもつながっているようだった▼ちの観光まちづくり推進機構(茅野市)が今月中旬に白樺湖や車山など八ケ岳山麓で実施した観光促進のモニターツアー。首都圏から訪れた人たちに一帯の良さを景色や食を通じて感じてもらった▼白樺湖から車山にかけての上りは、電動アシスト付き自転車「eバイク」で移動。約350メートルの高低差があるが、体力に自信のない人も負担を減らして移動することが可能で、山麓コースの往来に有用だと感じた。地元ガイドが引率・案内することで周辺の自然に対する理解を深めた様子▼「都会はせわしない。深呼吸することを求めている人もいる」。参加した30代の男性が地方に旅に出掛ける理由の一つを語っていた。絶景に加えて旬を生かした食事や太鼓見学なども組み入れた。旅行商品化を目指しており、観光客の滞在時間が少しでも延び、リピーター増加につながればいい▼地元住民にとってはほぼ日常の体験でも県外から訪れる人にとっては「非日常」が十分楽しめる。地域にないものを探すのではなく、あるものについて魅力を再認識する「あるもの探し」の視点の大切さを改めて気付かせてくれた。

おすすめ情報

PAGE TOP