伊那市が社会林業都市宣言 ビジョン実現へ 

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伊那市は27日、今年2月に策定した「伊那市50年の森林ビジョン」の実現に向けた「ソーシャル・フォレストリー都市」を宣言した。「社会が森林を育て、森林が社会を豊かにする」という「社会林業」の考えに基づき、森林と市民との共生社会を目指す。市民参加による森林づくりや林業・木材産業活動の推進などを掲げた。

同ビジョンは「山(森林)が富と雇用を支える50年後の伊那市」を基本理念に策定。森林を「社会資本」と捉え、その価値を高めていく取り組みを通じて市民生活や経済発展につなげる構想だ。

この日は市議会9月定例会最終日の本会議で白鳥孝市長が宣言を発表。初めに「ソーシャル・フォレストリー」という言葉に触れ「住民による住民のための森林管理方法として以前から広く使用されている」とし、「伊那市独自の解釈として市民が森林の保全に関わり、森林資源の活用をあらゆる産業と協働で進め、そこから生まれる利益は市民に還元される地域社会を構築するもの」と説明した。

その上で、「今年をビジョンのキックオフの年と位置付け、その意思表示とする」として、宣言文を読み上げた。宣言は「市民生活と共生し、市民が活用できる森林づくりに努める」など4項目で構成し、その取り組みを実践するとしている。

市は具体的な取り組みの第一歩としてキックオフイベントを10月30日に「市民の森林」(ますみケ丘平地林)で開く予定。宣言文を刻んだ記念碑の除幕や記念植樹などを計画している。

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