20号下諏訪岡谷バイパス トンネル本体着工

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トンネル掘削工事現場で行われた安全祈願祭

下諏訪町と岡谷市とを結ぶ国道20号下諏訪岡谷バイパス未整備区間(第1工区)に建設される仮称山田トンネルの本体工事安全祈願祭が24日、岡谷市長地鎮の建設現場で行われた。暫定型(2車線)のトンネルで、2023年3月末に貫通予定。供用開始は、同バイパスの全線開通時になる見通しで、事業化から約30年たっての工事本格着手に、バイパス早期開通への期待も高まってきた。

第1工区は約1.7キロで、このうちトンネル部が約485メートル、橋りょう部が約220メートル。1992年に事業化された後、用地交渉や詳細設計を進めてきた。トンネル工事は大成建設が請け負う。

今年7月から掘削前の準備工事を開始。防音壁やコンクリートプラント、汚れた水を処理する濁水プラント、掘削残土仮置き場、受電設備などを整備。掘削工事に入る前の坑口付け工事も完了した。

掘削は岡谷市側から開始。環境影響や安全性などを勘案し、トンネル周囲の地盤がトンネルそのものを支えようとする保持力を利用するナトム(NATM)工法を採用。掘削した岩盤にコンクリートを吹き付け、H鋼を建て込む鋼製支保工を施し、ロックボルトで地山を固定することなどにより、地盤の安定を確保しながら掘進する。

環境対策としては、掘削土の搬出にベルトコンベアを使うことで騒音の一因となるトラックの台数を削減し、騒音を軽減。泥等で濁った水はプラントで処理して河川に放流するなど、環境に配慮した工事を進めるとしている。

掘削残土は当初、下諏訪町の水月公園に運んで造成に活用する予定だったが、岡谷インター近くのため池に仮置きした後、松本市内の松本波田道路の建設現場へと運び、道路の盛り土部分に使用するという。

安全祈願祭には関係者ら約60人が出席。国交省長野国道事務所岡谷維持修繕出張所の山本崇之所長は「バイパスは防災面や地域経済発展に大きく寄与すると考えている。地元の皆さんや工事の安全を最優先し、一日も早い竣工を目指したい」と述べた。

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