2021年11月26日付

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上川沿いに車を走らせていると、マレットゴルフを楽しむ姿を見掛けた。幾つかのグループがスティックを振るっている。例年なら日常的な河川敷のにぎわいを久しぶりに見た気がして何だかほっとした▼プレーの再開を長らく心待ちにしていたのだろう。これまでに培った腕前が、体の動きがなまってしまう焦りもあったろうか。小雪がちらほら、寒風吹きさらす悪天もいとわずに繰り出して体を動かす健康維持への努力に頭が下がる▼運動の得手、不得手はいつ、どう決まるのだろう。松本短大の柳澤秋孝名誉教授によるとヒトの運動神経の数は生誕の直後は誰もほぼ等しく、よくいう「運動神経の良さ」とは神経伝達網の発達ぶりのこと。天賦の才ではなく、子供時分にどれだけ体を動かして遊んだかで差がつき、脳の発達にも大きく響くそうだ▼運動神経の配列は10歳で完成、後は衰退の一途というから「若い頃のように動けない」なんて愚痴はいまさららしい。ただし、筋力づくりは「生涯諦めてはだめ」とは医療スタッフの談。骨格を支える筋肉が落ちれば内臓も弱る。何歳であろうが、故障や病気を抱えようが筋肉の鍛錬は不可欠―と諭す▼先日、取材の際に思いの外長い距離を歩いた。これも運動と張り切ったまではよかったが、後にひどい筋肉痛に見舞われた。何とかの冷や水の言葉を失念し、筋力ばかりか脳の衰えもいよいよ気になる。

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