2021年11月27日付

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23日の「勤労感謝の日」は今年最後の祝日だった。テレビのニュースでは多くの人出となった観光地などのにぎわいを映し出していた。新型コロナの感染状況が落ち着き、不安が和らいでいるのだろう。それでもほとんどの人がマスクを着けていた▼一方、欧米では再び感染が急拡大しているという。ワクチン接種が進んでいるはずなのになぜか。行動制限の緩和に伴う感染対策の緩みやワクチン接種率が頭打ちになっていることなどが指摘されているが、はっきりしたことは分からない▼昨年の今頃はいつワクチンを打てるのだろうかとやきもきしていた。いざ接種が始まってもワクチンは不足気味。「ワクチン敗戦」とも言われたが、そうした不安感がかえって接種を後押ししたのではないかという見方もある。感染状況が落ち着いてきたのはワクチンの効果だろう▼22日には国内の新規感染者数が50人となり、今年に入って最少となった。同じようにワクチン接種が進んでいる欧米の状況と比べると際立って見える。一時期、日本の感染者数や死者数の少なさが注目され、日本特有の要因「ファクターX」があるのではないかとの見方もあったが、その後の感染拡大であまり言われなくなった▼果たして現在の感染状況に「ファクターX」はあるのか。あるいはやはり欧米と同じ道をたどることになるのか。ぜひ解明して今後の感染対策に生かしてほしい。

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