大地震に備え 図上訓練で課題探る 諏訪市

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多様な情報を共有し、即応の訓練をする対策本部の幹部と職員ら

諏訪市は26日、大地震に備えて災害対策本部を模擬運営する図上訓練を市役所で行った。毎年行う総合防災訓練の一環で幹部と各部署の担当職員約50人が参加。各所から集めた情報を部課間や関係機関と共有して即応する力を高め、体制強化の課題を洗い出した。

今夏の台風災害で実施の延期を余儀なくされたが、この時の教訓も訓練に盛り込み、「市民から多数寄せられる声や情報に的確に対応する力を高める」(市危機管理室)ことを狙いの一つにした。災害時も市の業務を遂行し続けるための計画(BCP、2016年策定)も初めて取り入れた。

訓練は東南海地震が発生し、市内は震度6弱、家屋倒壊に停電、多数のけが人などが発生した想定で災害対策本部を設置。避難所開設やけが人の収容先の選定などを関係部署間で調整したり、外部に指示をしたりした。市民から寄せられた想定の情報には、「虎が脱走した」という真贋不明の情報も織り交ぜて、対処の仕方を再確認した。

金子ゆかり市長は「災害は時間の経過とともに状況が刻々と変化し、先手必勝。先を想定するセンス、判断力を高めてほしい」と求めた。

市危機管理室では「膨大に集まる情報の優先度を見極めて効率的に共有し、市民に発信していく難しさを改めて感じた。デジタル化を進め、市民への発信手段の充実も検討したい」としている。

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