小岩井さん上田紬紹介 トークと体験教室

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展示会場で着物に込めた思いなどを語る小岩井カリナさん(右)

企画展「伝統を繋(つな)ぐ・紡ぐ・織る」を開催中の岡谷市の岡谷蚕糸博物館は27日、手織りによる上田紬(つむぎ)の伝統を受け継ぐ小岩井紬工房(上田市)の伝統工芸士、小岩井カリナさんを迎えたギャラリートークを行った。小岩井さんが展示品を通して上田紬の歴史や特徴、着物に込めた思いなどを紹介した。

伝統の技術で新たな上田紬を発信している同工房の小岩井さんと弟の良馬さんの2人に焦点を当てた企画展。色鮮やかな糸で織られた華やかな配色の着物や、リンゴの樹皮で染めた「りんご染め」の着物などを飾っている。

小岩井さんは縦糸に生糸、横糸に紬糸を使うのが上田紬の特徴―と紹介。「織るまでの準備が全体の7、8割」と言い、会場に展示した道具を使って製作工程を解説した。豊かな色彩の着物を前に「見て楽しく、着て楽しく、それを見た周りの人も楽しくなる『楽しい』が連鎖する着物を作りたい」とし、「先人たちの思いを次の世代につなげることを大事にしたい」と伝えた。

着物姿で参加した下諏訪町の安部利映さん(24)は「伝統を大切にした昔ながらの技法で、現代の人に着てもらえるよう作っている姿が心に残った」と話していた。

この日は小岩井さんが指導する機織り体験教室も行われた。同館は要望が多いため、追加の教室を12月18日に開く。今月30日午前9時から電話で受け付けを開始する。申し込み、問い合わせは同館(電話0266・23・3489)へ。

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