桜の名所を次代へ 飯島の千人塚公園で植樹祭

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下平洋一町長(左)、上原保七久保区長(右)とともに、ジンダイアケボノを植樹した七久保小の1年生=28日午前、千人塚公園

飯島町は28日、同町七久保の千人塚公園で植樹祭を開いた。桜の景勝地を復活させ、季節折々の花が楽しめるよう園内整備する「千人塚四季彩プロジェクト」の一環で、同公園の桜を3年間で150本植え替える事業の最終回。桜の成長とともに歩む地元の子どもたちも数多く参加し、次代に桜の名所を引き継ごうと最後の苗木50本を植えた。

桜の再生事業は2019年度から開始。樹齢80年ほどを迎え老木になり、テングス病による症状も末期化してきたソメイヨシノを毎年50本ずつ切り、病気への抵抗力の強いジンダイアケボノに植え替えてきた。

個人やグループに1本の木を任せる「オーナー木」制度を導入。植えるだけでなく今後の管理にも関わってもらう取り組みで、今年度も地元の七久保小学校1年生をはじめ、町内を中心に申し込みがあった。

植樹祭は、ななくぼ鼓笛隊の子どもたちの元気な演奏で開幕。下平洋一町長は「地域の皆さんに育ててもらう桜で、子どもたちにとっては郷土の思い出になる。未来につながり大木になることを期待する」とあいさつし、上原保七久保区長も「桜をわが子のようにして、行く末を見守ってもらえれば」と話した。

早速、それぞれ指定された場所で植樹。下平町長、上原区長と植えた七久保小1年の小林歩夢君と中村彩里さんは「桜が大きく育ち、いっぱい花を咲かせてほしい」と目を輝かせた。

同公園の桜は、1934年から36年にかけて行われた城ケ池の整備完了直後に、七久保の商工会が200本植えたのが始まりとされる。40年には当時の七久保村青年会が苗木1000本を調達して植樹するなど、県下有数の桜の名所としてにぎわいをみせた。

町は桜の成長を地域と一緒に見守ることで、長く愛される公園にすることを目指しており、今後もオーナーになった人たちを対象に講習会などを開いて管理していく。

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