手術支援ロボ「ダビンチ」導入 諏訪日赤

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諏訪赤十字病院が導入した手術支援ロボット「ダビンチ」

諏訪赤十字病院が導入した手術支援ロボット「ダビンチ」

諏訪市の諏訪赤十字病院は、内視鏡手術支援ロボット「ダビンチ」を導入した。当面は泌尿器科で、保険の適用対象となる前立腺がんの治療に使用する方針で、10月31日に1例目の手術を予定している。県内でダビンチを導入しているのは信州大(松本市)、長野赤十字、長野市民(ともに長野市)の3病院で、南信地方の医療機関では初めて。従来の手術よりも出血を抑えるなど患者の負担軽減につながると期待されている。

ダビンチは腹部に開けた小さな穴から内視鏡カメラとアームを挿入し、医師は内視鏡から送られてくる3D画像を見ながら遠隔操作で動かす。4本のアームにはメスや鉗子(かんし)など手術器具が取り付けられており、医師の手の動きを忠実に再現して腫瘍の除去などができるという。米国インテュイティブサージカル社製の最新機種で、導入費用は約3億円。

泌尿器科医師や手術室の看護師ら関係スタッフでつくる「ダビンチチーム」のリーダーを務める第二泌尿器科の栗崎功己部長(54)によると、三次元の鮮明な画像を見ながら人間の手よりも細かな操作ができるため、骨盤の奥深くにある前立腺がんの手術もより安全、確実にできる。従来の開腹手術や腹腔(ふくくう)鏡手術と比べて出血量が少ないといった利点もある。

同病院は、がん治療の中核となる「がん診療連携拠点病院」で、高度・専門的な医療を提供するための人材や機器の充実を図っていく中で、ダビンチの導入を決めた。

ダビンチを使った手術は月2例、半年で10例程度の実施を目標にしている。栗崎部長は「南信地方をはじめ、中信や東信地方の患者さんにも貢献できると思う」と話している。

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