宮坂下諏訪町長就任1年 さらなる前進に意欲

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就任から1年が経ち、1期目の初年度を振り返る宮坂徹町長

下諏訪町の宮坂徹町長は、12月5日で就任1年を迎えるのを前に、長野日報社の取材に応じた。選挙公約に掲げた「観光都市しもすわ」は、諏訪大社秋宮周辺の観光拠点化の検討開始や、町地域開発公社観光振興局が企画した縄文時代の黒曜石採掘鉱「星ケ塔遺跡」を訪ねる旅行商品が人気を呼ぶなど手応えがあったと自己分析。「観光事業では地域にお金を落とす仕組みをつくることが最終目標」と語り、さらなる前進に意欲を示した。

秋宮周辺の観光拠点化では温泉宿場町の面影を生かしながら10、20年後のあるべき姿を住民代表が話し合い、グランドデザインにまとめる「下ノ諏訪宿面影 整備グランドデザイン策定事業」に着手。事業者や区長、高校生らが意見交換するワークショップを4回開き「いろんな意見が出てきている。いいスタートが切れた」と語った。

来場者数などのデータ収集や地域の人が自慢できるエリアづくりが重要とし、予定よりも時間を掛け、再来年の完成を目指す。また、事業を拡大し、町内を5エリアに分けて同様の作業を進め「町全体のグンドデザインにつなげたい」と構想を語った。

観光振興局では今年度、星ケ塔遺跡巡りやいずみ湖でのナイトカヤックなど三つの旅行商品を新たに開発。上半期ですでに目標の約1・5倍の利益を上げたという。テレビ番組の放映と商品販売が重なったことで相乗効果があったとし、「情報の的確な発信が需要につながる。今後もいいタイミングでの情報発信に努めたい」とした。

移住定住施策では空き家の掘り起こしや改修などが進んでいると手応え。一方で、移住定住と起業創業の支援事業を別々ではなく、セットで進める重要性を強調した。現在、町内に移住相談窓口や賃貸スペースなどが点在しているとし、機能を「拠点」に集約させたい方針を示した。「しかるべき場所を見つけ、移住者と仕事のマッチングや情報共有ができる拠点を作りたい」とした。

町政2年目に向け、「観光事業の推進と移住定住促進に引き続き力を入れていく。DX(デジタルトランスフォーメーション)も推進し、庁内の業務効率化を図り、住民サービスの向上や職員の働き方改革につなげたい」と語った。

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